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安心安全な自家製レモンサイダーとジンジャーエール

まずはじめに

今日は取材で常乃菓舎さんに訪問。

こちらのケーキや焼き菓子は本当に美味しくて、取材でいくと必ず買って帰ってしまうほどだ。
今回はブルーベリーレアチーズケーキと栗が入ったパイ生地の焼き菓子。
今回も本当に超絶まいう~です。

店主の高須さんはとにかく安心安全でより美味しく食べていただける素材に徹底してこだわっているが、その本気度が話を聞けば聞くほどにわかってきました。

話した感じの物腰はとても柔らかいんですが、その内面にもっている意思は強く、その丁寧な仕事ぶりが全ての商品のクオリティに反映されています。

本来であればお菓子について取材したいところなんですが、菓子店には珍しく自家製の「レモンサイダー」と「ジンジャーエール」が人気という事を聞きましたので、その美味しさの秘密について今回はお伺いいたしました。

レモンサイダーの秘密は自然栽培のレモンと柚子

早速、自家製の漬け込んだシロップを見せていただき、店主がこだわりる素材のお話しを伺うと、情報が怒涛のように押し寄せてきたので、瞬間でパンク状態に(笑)

こだわりが半端ないっす!

僕が偉そうに、「美味しいレモンサワーを楽しむ為にレモンシロップ作っていたんですよ!」
「レモンの皮とか全部剥いて大変でした。」
とお話しすると、店主が「え?皮向いちゃうんですか。」と返されたので、
漬け込んである瓶に目をやると確かに剝いていない。
というか輪切りでそのまま漬け込んである。

そこで気が付きました。

僕が使っているレモンはスーパーで買った輸入品のレモンなので皮に防腐剤などがついていて、皮を剝かないと使えなかったんです。

そこで店主が教えてくれました。
無農薬、無肥料の自然栽培で育った国産のレモンは皮まで食べられますので、そのままで大丈夫なんです。

美味しいレモンサイダーの秘密その1は自然栽培のレモンでした。

仕入れる農家はレモンの生産1位の広島県は三原市。瀬戸内海のレモン栽培に適した土地で、長年時間をかけて作った自然栽培の土地で生まれたレモンです。
より自然に近い状態で栽培するレモンが安心安全で、最も美味しいという事でこちらのレモンを使う事にしたのだそうです。このレモンの旨味を最大限に引き出すには漬け込む砂糖にもこだわっておりますが、今日はあまりに長くなるので割愛します。それは店主にお店で聞きましょう。(笑)

さらに美味しいレモンサイダーの秘密は続きます。

美味しいレモンサイダーの秘密その2

風味つけとしてサイダーに工程の最後に柚子の果汁を入れるのです。
このゆずにも当然ですがこだわりがあります。
使用している柚子は「やまつ辻田さんの実生のゆず」です。
実生のゆずというのも初めて聞きました。

柚子には種から育つ実生のゆずと接ぎ木で育つ接ぎ木のゆずがあって、実生のゆずは種の状態から自然に自生して育てるため収穫までに18年以上かかるそうです。
それでは商売にならないので、一般的に流通しているゆずは接ぎ木のゆずということになります。

ネットでも調べたところある大学の栄養学の教授が柚子の違いを調べたという記事がでていました。
何と驚くべき分析結果が出たそうですが、実生のゆずは市販のゆずと比べて甘味も酸味も約2倍だったそうです。

このレモンと柚子のベストマッチによって生まれた、常乃菓舎の自家製レモン柚子サイダーをいただきました。
飲んで一口でわかりました。鼻から抜けていくレモンと柚子の香りが深みがあって、確かに普通のレモンサイダーとは全く風味が違います。
適度な甘さと炭酸のスッキリ感でのど越しも良くて本当に旨味のあるレモンサイダーでした。

趣味のチャイで得た知識が生んだオリジナルブレンドのスパイス調合

常乃菓舎の自家製ジンジャーエールは、スパイスの配合からこだわっている。
スパイスの配合って、聞くだけでも幾通りも組み合わせがあって途方もない作業に感じてしまうが、店主の高須さんは趣味でチャイをしているので、なんとなく組み合わせのイメージが頭に浮かぶんです。
と“さらっと”おっしゃられていました。(笑) まじすげぇ!

使用しているスパイスは7種類ほどで中には天然の鷹の爪も入っています。
鷹の爪も一般に流通しているものではなく、今では数少ない江戸時代から伝えられてきた純粋種のものだそうです。国産の唐辛子は絶滅の危機にもあるというほど、今では希少なものだそうです。

これを特製の石臼で擂ったものを漬け込み、仕上げにはレモンサイダー用に絞ったレモン汁を取っておいてジンジャーエールに垂らすそうです。

ジンジャーエールというと辛さを強く感じる飲み物という印象がありますが、常乃菓舎の自家製ジンジャーエールはとても飲みやすいんです。
風味つけにレモン汁も入っているので適度な酸味もあって、こちらもスッキリしたのみ味でゴクゴクと飲んでしまいます。
取材用に頂いた自家製のレモン柚子サイダーとジンジャーエール。
美味しすぎて両方とも全部飲んでしまいました。(笑)

余談ですが、特製の石臼にもこだわりのエピソードを頂いていました。

瀬谷にある石材の会社で見つけてきたという御影石でできた石臼をスパイスの調合に使用していますが、この石材の会社もちょっと凄すぎるんです。

どうも調合に適した絶妙なすり鉢の目を完成させるために、何年もかけてようやく完成したというものだそうです。
正直、作る方も凄いですが、この石臼を探してくる店主の熱量も凄すぎる。
ここまで圧倒的な努力が合ってこそ、はじめて本当に美味しいものが提供できるんだなと、何かとても大切な学びを得る事ができました。

まとめ

やはり大切なことは、本当によいものを提供したいという経営者の熱量だと感じました。
ここまで素材や器具、製法に至るまでとことん追求されてきている自家製ドリンクが美味しくない訳がないです。
本当に心の底から感動しましたし、一口飲んだだけで力が抜けていくような何とも言えない充足感を感じました。

こちらのお店は店主もスタッフさんもとても優しくて、丁寧で、親切で、居心地のよいお店でファンも多いのもよくわかります。

僕は正直に言います。お世辞抜きで感動レベルに美味しい!
是非一人でも多くのたまプラーザを愛す方に味わっていただきたいですし、ファンになって応援して欲しいです。

取材先店舗情報
店名:Cake&Bake常乃菓舎(トキノカシャ)
住所:〒225-0002 横浜市青葉区美しが丘4-19-1
https://repista.town/tama-plazalife/shop/cake_bake_tokinokasha/

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